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スタッフコラム 2025.06.27

Q値とは?Ua値だけ重要視している会社には注意 

設計・工務の櫻井和樹です。

日本の世の中どこの住宅会社にいっても最近は

ウチは高断熱住宅です!や

Ua値○○です!というワードが横行しています。

Ua値の競い合いが実際に発生しています。。。

では本当にUa値が良いことが断熱性能が高いと言えるのでしょうか???

Ua値に関するブログはこちら

私的にUa値の競い合いではなく、

もっと実際に近い中身の競い合いをした方がより良い

住宅になる気がしてなりません、、、

日本の法律も断熱等級という指標をUa値だけで

評価する時代になりました。

(ひと昔前はきちんとQ値を見ていた時代があったのに…)

今出ましたQ値(キューチ)

このQ値というワード知っていますか?

Q値とは?

Ua値が外皮平均熱貫流率と呼ばれているのに対して

Q値は通称、熱損失係数と呼ばれています。

Q値とは換気や漏気を考慮した温熱指数です。

Ua値とQ値とではなにが違うのか?

Ua値とQ値の違い

Ua値は外皮平均、、、と書いてある通り

計算式はUa値=熱損失量/外皮面積

となります。

そのため凸凹のお家のほうが外皮の面積が大きくなる分

Ua値は良くなります。

つまりUa値は建物の形状に大きく左右されるのです。

対する

Q値の計算式はQ値=熱損失量/床面積

となり、外皮面積で割るのではなく

床面積で割ります。

そのため例え凸凹のお家でも

床面積で割るため正規化され

建物の形状に左右されません

(これからお家を考える人がここまで知っていれば、なかなかのものです!)

Q値でしか考えれないもの

実はUa値では考慮できないものがあります!

上記の計算式では大まかに熱損失量と書きましたが、

その中にUa値には

換気による熱損失が入っていないのです!

漏気による影響も考慮します!

※参照:ぜんぶ絵でわかる7

Q値の熱損失はUa値の熱損失に換気熱損失を加えています。

総熱損失量に対して実に28.7%分の熱損失をUa値は考慮していません。

どちらを使うべき?

・Ua値が現在の主流

 →建物の凹凸に左右される。断熱性能はUa値で評価

・Q値

 →漏気、換気のロスも考慮するため、実際に近いエネルギー評価ができる

結論

Ua値もQ値も同じだけ大切!

Q値は気密性能に左右されるため

本来であればUa値よりもQ値のほうが競い合うべき数値では?

と私は思います◎

今回はさらっと説明しましたが

詳しく聞きたい方はぜひ勉強会にご参加ください◎

ではまた!

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