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全ての記事 2025.11.12

第一種換気とは

設計の中山璃音です。

新築住宅を建てる際に、換気システムは重要な要素の一つです。
快適な住空間を実現するためには、適切な換気システムを選ぶことが不可欠です。

また、気密性の高い家では換気についてもしっかり考えなくてはなりません。

24時間換気のシステムには3つの方式があります。

第一種換気方式・第二種換気方式・第三種換気方式です。

木造戸建て住宅では第2種換気方式を採用する事はほぼなく

第一種換気又は第三種換気が採用される事がほとんどです!

第1種換気・第3種換気に視点を当て、それぞれの特徴を比較していきましょう◎

第一種換気の特徴

給気・排気の両方を機械で行う方式。
高性能住宅では定番の換気方法です。

◎ メリット

熱交換により冷暖房の効率が高い

花粉やPM2.5等アレルギーの対策にも優れている

各部屋に均一に換気できる(空気のムラが少ない)

湿気も効率的に排出できる(室内干しをする場合でも、洗濯物が早く乾き、カビやダニの発生を抑えられる)結露の発生を抑える効果も期待できる

◎デメリット

設備費・施工費が高め

メンテナンス(フィルター交換・清掃)が定期的に必要

ダクト施工が非常に大切

第三種換気の特徴

排気を機械で、給気を自然に行う方式。
日本の一般住宅で長年多く使われてきた換気方法です。

◎ メリット

初期費用・設備コスト・ランニングコストが抑えられる

メンテナンスが比較的楽

◎デメリット

冷暖房の熱が逃げやすい(エネルギーロス)

給気口から外気の温度がそのまま入ってくる

(熱交換がないので給気口から冬は冷たい外気・夏は湿った暖かい空気が

室内に流入してしまい冷暖房負荷が増大)

このようにそれぞれメリット・デメリットもあります。

どちらがいいの?

結論、木造住宅に採用するのであればどちらが良いのでしょうか?

どちらも正解◎

(お家の気密性能は担保されているという前提です。)

家の性能を最大限に活かすなら、第一種換気+熱交換がとても有効でオススメです。

第三種換気は給気口を設ける位置が非常に大切かつ難しい。

↑そこをクリアすれば第三種換気もとてもコスパ良くオススメできます!

(いわゆる空調設計を考えなければ決してクリアできません)

また、前述しましたが効率的・計画的な24時間換気を実現するには、

大前提として最低限の気密性が必要となってきます。

弊社のnikodeの住宅は気密性能全棟でC値0.5を下回る住宅なので

安心して効率的・計画的な換気が行えますね!

どちらも目に見えない部分だからこそ、

理屈やメリットデメリットを知りながらしっかりと環境作りをしていく必要があります。

弊社では家づくり勉強会も開催しておりますので、

お家づくりに関するご質問なども承っております。

勉強会はこちらから

換気設備だけでなく、お家づくりを検討中・何を参考にしたら良いかわからないなど、

お悩みの方はぜひお問い合わせください。

ではまた!

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