設計の中山璃音です。
nikodeのお家づくりでは無垢の床材を標準として案内・施工をいているのですが、打合せの際によく、
「無垢の床って傷つきやすいって本当?」
「お手入れが大変じゃないですか?」
「水や汚れに弱いんでしょう?」
とご質問いただきます。
実は、ポイントさえ押さえれば、無垢材は長く美しく使える素材です!
この記事では、無垢フローリングの正しいお手入れ方法と注意点をわかりやすくご紹介します。
無垢床とは
まずは無垢床を簡単におさらいです。
「無垢材」とは、一本の木から切り出した“天然の木材”そのもので、合板や複合フローリングのように複数の材料を接着したものではありません!
木目が美しい・足触りがやさしい・経年変化を楽しめる・自然素材で安心など様々なメリットがありますし、天然素材なので一般的な複合フローリングと比べて触っても体温を奪いにくく、ややあたたかみを感じる素材となっています。

お手入れ方法
◎日頃のお手入れ方法
・ほこり・ゴミは「乾拭き」or「掃除機」で
無垢材は湿気を嫌うため、基本は乾いたフロアモップや掃除機でOK。
ウェットシートなどを頻繁に使うのは、「毛羽立ち」や「シミ・反り・曲がり」の原因になるのでNGです!
水や飲み物など、こぼしたらすぐに、乾いた布でトントンと吸い取るように拭き取りましょう!
◎毛羽立ちが生じてしまったら?
・水を含んで毛羽立ってしまった場合は、
400番程度の目の細かいやすり(サンドペーパー)で軽く研磨しましょう。
※木目に直行方向に!
自然塗装をしている場合はその部分を再度塗装するとよいです〇
◎中々取れない「シミ」などのしつこい汚れがついてしまった場合は・・・?
・お醤油やコーヒー、マジックなどのしつこい汚れが取れない場合は、その部分をサンドペーパーなどで削り落としてください。
粗目な120番程度から研磨し、徐々に細かい400番程度のペーパーで仕上げるときれいに仕上がります!
自然塗装をしている場合はその部分を再度塗装するとよいです〇
◎軽めの「シミ」がついてしまったときは?
ご家庭にあるスポンジの硬い方ですこし磨いてあげてください!
軽めのシミでしたらそれでもおちます!
定期メンテナンス方法◎目安:半年~1年ごと
歩行頻度・使用頻度の高い箇所の床をチェック!
➀普段のお手入れと同様に、掃除機や雑巾がけなどでゴミや埃を取り除いてください。
②乾いた布に自然塗料を軽く染み込ませ、5~10分後に乾いた布で拭き取ってください。
③その後5時間ほど乾燥しメンテナンス終了です。また半年から1年後にチェックをしてみてください。
※オイルの使用量が多すぎるとベタつきやムラの原因になりますのでご注意ください。

無垢の床は、使い込むほどに風合いが深まり“味わい”が出てくる素材です。
小さな傷も思い出になったり、経年変化で色が変わるのも楽しみのひとつ。
手をかけた分愛着も湧くと思いますので、普段の生活から少しお手入れに気を配ってみてくださいね。
ではまた!
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